054.4〜6月の設備投資 7.7%増加 2012.09.04
9月3日、財務省から発表された2012年4〜6月期の設備投資(金融機関を除く全産業)は、前年比7.7%増。3四半期(9ヶ月)連続で増加しているそうです。当事務所でも、製造業、建設業のお客様の業績が急速に回復しています。
特に設備関係のお客様は超多忙。仕事を断っている会社や、人手が足りず困っている会社もあります。中には休みが取れない会社もあれば、被災地まで出張されている会社もあります。何れにしても活気があるのはよいことです。
製造業や建設業は、新入社員が一人前になるまで時間を要します。不況だからと言って従業員を解雇すると、景気回復後の人材確保に苦労します。だから多少苦しくても、多くの企業ががまんを重ねて、従業員を抱え続けているのです。
だからこそ好況が続いて欲しいのですが、先行きに不安がない訳ではありません。米国では減税が終わり、1月から債務削減が始まります。また中国では製造業不振により、大手銀行が不良債権に悩まされています。
インドも4〜6月期の内需成長率が2.0%と、15年ぶりに日本の3.3%を下回りました。海外事情を懸念し、日本でも設備投資計画の先送りが始まったそうです。政府もうまく内需を引き出し、製造業と建設業を支えて欲しいものです。
※参考文献・データの出所等 日本経済新聞
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