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税理士法人 今井会計事務所

人生は35歳で決まるのか?  2017.06.07

1.人生の節目は、何歳なのか ?

 私は50代後半の人間です。
 気づいた時には、この年齢になっていた・・・という感じですが。
 振り返れば、「節目」 と感じられた年もありました。
 それは、20 歳、35 歳、50 歳。

 

 20 歳は、未成年期と訣別すべき時期。
 35 歳は、仕事で急に成果があがり始めた時期。
 50 歳は、人生にも終わりがあることを、初めて実感させられた時期。
 その他の年齢においては、何も感じることなく、通過しました。

 

 これらの年齢を基に、50歳までの期間を、以下の3つに区分してみました。
 ■ 0 〜 19 歳 ・・・ 未成年期  ■ 20 〜 34 歳 ・・・ 社会人 Ⅰ 期  ■ 35 〜 49歳 ・・・ 社会人 Ⅱ 期
 今回のテーマは、社会人 Ⅰ 期 (20 〜 34歳)、つまり 35 歳までの過ごし方について。
 あくまで私自身の経験を基にしていますので、個人差もあると思います。

 

 

2.未来から逆算して、現在の過ごし方を計画する

 

 社会人 Ⅰ 期(20 〜 34 歳) は、どのように過ごすべきでしょうか。
 この期間のゴールは 35 歳です。

 だから 「 35 歳以降の人生の準備」 をすべきでしょう。
 そのためには、35 歳という年齢の意味を、まずは理解したいものです。

 

 同じように、社会人 Ⅱ期 ( 35 〜 49 歳)は、どのように過ごすべきでしょうか。
 この期間のゴールは 50 歳です。

 だから 「 50 歳以降の人生の準備」 をすべきでしょう。
 そのためには、50 歳という年齢の意味を、まずは理解したいものです。

 

 目的や目標もなく歩いていると、どこに行き着くのかわかりません。
 人生も、目的や目標がないと、無駄に過ごしてしまいます。

 「今、何をすべきか」 は、ゴールから逆算すれば、見えてきます。
 つまり、常に未来を見据えて、今を生きる のがよいのではないでしょうか。

 

 

3.35 歳という年齢の意味

 

 今から 10 年以上も前のことですが ・・・
 「人生は 35 歳で決まる」 といった内容の本を、読んだことがあります。
   確かに、当時の中途採用の年齢制限は、35 歳がほとんどでした。
 人生は本当に 35 歳で決まるものなのでしょうか。

 

 私は 33歳 で、税理士登録しました。
 しかし、成果があがり始めたのは、35 歳以降 です。
 顧客に対して、同じ説明をしても、受け止められ方が、大きく変わったのが、この時期です。
 その勢いを借りて、36 歳で独立開業しましたが。

 

 当初の 2 年間は、何が原因だったのでしょうか。
 それは 「人間的な未熟さ」 「人生経験不足」 だったと、考えられます。
   50 代にもなれば、40 代の時点の自分でも、未熟に感じますが ・・・

 世間一般的には、35 歳が、その境界線 なのかもしれません。

 

 

4.社会人 Ⅰ 期 (20 〜 34 歳) の過ごし方

 

 社会人 Ⅰ 期 (20 〜 34 歳) は、重要な時期と、私自身も考えています。
 なぜなら、人生全体に最も大きな影響を及ぼすからです。
 もし未成年期に、学校の成績がよかったとしても、この時期に努力を怠ると、才能を生かすことができません。
 また、この時期に努力すれば、未成年期のマイナス点 (生い立ちや学歴など) は、帳消しになる可能性が高いものです。

 

 ポイントは、「成功 (出世や収入) 」 に、こだわらないこと。
 なぜなら、「成功」 は、社会人 Ⅱ 期 (35 〜 49 歳) のテーマ。

 社会人 Ⅰ 期 (20 〜 34 歳) は、「成功するためのプロセス」 を修得することが、テーマだからです。
 失敗を恐れずに、与えられた課題に対して、精一杯、努力することです。

 

 自分独自の成功方法を、モノにするためには、数多くの経験と、膨大な時間を要します。
 「挑戦 → 失敗 → 反省 → 改善 → 再挑戦」 を、ひたすら繰り返して、成功までたどり着きましょう。
 さらに努力する習慣も、身につけなければいけません。
 この時期を無駄に過ごすと、35 歳以降で挽回するのが難しくなるので、注意が必要です。

 

 

5.20 代前半のテーマは 「自立」

 

 社会人 Ⅰ 期 (20 〜 34歳) は、5 年ごとに、 3 つの期間に分けることができます。
 ■ 20 代前半 (20 〜 24歳)  ■ 20 代後半 (25 〜 29 歳)  ■ 30 代前半 (30 〜 34歳)
 20 代前半 (20〜24歳)は、未成年期と訣別する時期です。
 つまり保護される立場を卒業して、自立を確立すべきです。

 

 何故、自立が必要なのでしょうか。
 それは、自分の力で生きていかなければならないという自覚が、成長を促す からです。
 つまり、自分に対して成長を求める意識が強くなります。
 その結果、眠っていた能力が、どんどん高まっていきます。

 

 たとえば人生には努力が必要ですが、努力の方向性が間違っていると、不毛な結果をまねきます。
 しかし自立して、真剣に生きるようになると、判断力も高まっていきます。
 判断力が高まるにつれ、「努力の方向性」 の見極めも、正確さが増していきます。
 20 代前半にスタートさせるテーマは、「自立」 以外、ありえません。

 

 

6.20 代後半のテーマは 「職業の選択」

 

 20 代後半は、一生の職業を決める時期です。
 ドラッカーも 「最初の仕事はくじ引き」 「最初から適した仕事に就く確率は高くない」 と述べています。
 もちろん転職も含め、「一生、続けられそうな仕事」 かどうかを、検討してみましょう。
 この 「職業の選択」 において、20 代前半から鍛えてきた 「判断力」 が役に立ちます。

 

 「判断力」 と共に鍛えたいのが、「決断力」 です。
 両者は混同されやすいので、違いを知っておきましょう。
 「判断力」 とは、複数の中から、選択する能力。

 つまり 「最も正しいものを、複数の候補の中から選ぶ能力」 です。

 

 「決断力」 とは、正しいかどうかではなく、自分で決定したり、行動することを決める能力。
 つまり 「やるということを決める能力」 です。
 判断力はあっても、決断力がないと、転職のチャンスを逃します。
 反対に、決断力はあっても、判断力がないと、転職に失敗します。

 

 

7.30 代前半のテーマは 「成功の準備」

 

 30 代前半は、成功する方法の基礎を修得する時期です。
 成功、つまり成果が手に入る時期が、間近に迫っています。
 20 代後半までに選んだ職業で、大きく飛躍するための準備を、本格化しなければならないからです。
 とにかく与えられた課題に対して、真剣に取り組むべきでしょう。

 

 成功する方法を修得するためには、努力に関して重要な要素があります。
 ① 何を、 ② どんな方法で、 ③ どれだけ、④ 努力できるのか。
 ① 〜 ③ は判断力、④ は決断力が問われるでしょう。
 20 代からスタートした準備が、ここで問われます。

 

 成功する方法は人それぞれ、自分独自の方法を、構築しなければいけません。
 そのためには、膨大な時間を要します。

 失敗しても、メゲない、懲りない、くじけない ・・・ 反省と挑戦を、ひたすら繰り返しましょう
 私も条文の読み方、税務調査の受け方、仕事の進め方など、基本はこの時期にマスターしました。

 

 

8.成長の妨げになるもの

 

 10 代までは優秀だったのに、社会に出た後、成果があがらない人。
 反対に、若い頃は今ひとつだったのに、年齢とともに成果をあげていく人。 
 この違いは、どこから生まれるのでしょうか。

 最も大きな原因は、「自立」 しているかどうか ・・・ ではないでしょうか。

 

 年齢と共に、取り組むべき課題は、異なります。
 次々に訪れる課題に対して、真剣に取り組むことが、成長につながると考えられます。
 つまり今の課題に集中すること。

 しかし、自立していない人は、今ではなく、過去 (未成年期) に引きずられがちです。

 

 たとえば 30 歳を過ぎても、10 代の頃の友人たちと、日常的なつき合いを続けたり ・・・
 未成年期の、趣味や遊び中心の生活から、離れようとしない人もいます。
 このような過ごし方をしていると、努力をする習慣も身に付きません。

 35 歳以降で成功する可能性も、低くなる のではないでしょうか。

 

 

9.人生は 35 歳で決まるのか ?

 

 20 〜 34 歳の過ごし方によって、人生はある程度、決まる。
 私は、このように考えています。
 重要なことは、その間に、成功したかどうかではなく ・・・

 成功するまで努力する習慣を身につけるなど、成功するためのプロセスを修得したかどうか、ではないでしょうか。

 

 そのプロセスとしては ・・・
 「自立 → 職業の選択 → 成功の準備」 と考えています。
 これによって、35歳以降の飛躍に、備えることができます。
 「成功の方法よりも成功そのもの」、つまり 「仕事よりも収入」 に執着すると、小さな成功で終わるため、注意が必要です。

 

 もし35歳の時点で、合格レベルであったとしても、油断すべきではありません。
 35 歳以降は、さらに大変なハードルが、待ち受けているからです。
 次回のテーマは、社会人 Ⅱ 期 (35 〜 49 歳) の過ごし方。

  「 50 歳以降の人生の準備」 です。

 


  ※ 参考文献 
  P.F.ドラッカー著 仕事の哲学

 

 ※ 関連記事 

   「20 歳から始める自分のマネジメント」 → こちら 

   「30 歳から始める社会人のための勉強」 → こちら 

    「人生100年時代は、40代までに起業する」 → こちら

   「50 歳までに準備しておくこと」 → こちら (次回のテーマ) 

   「50 歳  第2の人生を考えるとき」 → こちら

     「50代、初めての起業」 → こちら

     「高学歴を活かせない人」 → こちら 

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1960年生まれ 名古屋市出身 1989〜1993年 税理士試験 法人税法、消費税法、事業税、簿記論、財務諸表論、全5科目合格
 
1994年税理士登録 日本税理士会連合会 登録番号 税理士法人3430 税理士78397 名古屋税理士会名古屋北支部所属

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