037.斎藤一人さんの「仕事が好きな人」と「仕事が嫌いな人」 2012.08.06
経営の問題を考え始めると、必ず人間の本質に突き当たります。しかしあまり真剣に考えるとドロドロしてきますので、私は斎藤一人さん(漢方薬販売 銀座まるかんの創設者 所得税納税額歴代1位?)のご意見を参考にさせていただいています。
一人さんは複雑な問題をシンプルにとらえます。私も同じタイプの人間ですが、その道の天才によれば、世の中には「仕事が好きな人」と「仕事が嫌いな人」の2種類がいる。ただそれだけのことと割り切ればよいのだそうです。
「仕事が好きな人」は、仕事を通じて人と出会ったり、自分が成長したり、誰かの役に立つことに喜びを感じられる人です。反対に「仕事が嫌いな人」は、働くことに喜びを感じられません。しかし中にお金だけはたくさん欲しいと考える人もいます。
これも人格の良し悪しではなく、身長の高い低いと同じように個性の1つ。その人がどう生きるのかはその人の自由と考えましょう。ただし経営者は生産性を向上させなければいけません。だから「仕事が嫌いな人」を雇うことはできないのです。
「仕事が好きな人」だけになると、従業員が自主的に改善を進めてくれます。「仕事が嫌いな人」によって引き起こされる組織内の問題から、経営者は解放されます。本来の仕事つまり組織外にある顧客や社会の問題に取り組めるようになるのです。
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