人を活かす②コミュニケーションの落とし穴 2010.02.02
昼休みはひそひそ話、アフター5は喫茶店、帰宅後はメールや電話と、くだらないことに時間と労力が費やされる企業がある。社長さんも人間関係の問題で多くの時間を割かれてしまう。
日本人は「もめごと嫌い」だから、もめごと自体を毛嫌いしたり、ケンカ両成敗にしがちだが、一体何が原因なのかを解明しないと、やがて優秀な人が去り、社内は怠け者の天国になってしまう。
もめ事は、貢献度の高い人とそうでない人の間で起きることもある。だから、私はもめ事を全面的に否定する気はない。全員が貢献度の低い会社になれば、やがて社内からもめ事は消えるだろう。
これが表面的には仲がよいが、生産性の低い企業の実態だ。社長さんがこの状態を容認すれば、やがて倒産することになる。だから、もめ事がある内に改革に着手しなければならない。
前回、各人の人間性を把握しないと、「組織」に問題が発生するとお話ししたが、これが経営にどんな影響を及ぼすのかについて、日常、頻繁に起きていることを取り上げてみたい。
例えば、同じような過ちを何度も繰り返す者が、あなたの会社にもいないだろうか。注意すると、その場では反省の態度を見せるものの、しばらくすると再発してしまう。どうしてだろうか。
通常、問題の解決には、コミュニケーションが用いられる。コミュニケーションは言葉によって行われる。しかし、悲しいかな。人間性の違いによって、言葉の意味が違うのだ。
だから、同じ言葉を使って、コミュニケーションを試みたとしても、言葉そのものの意味が違えば、正しい意図など伝わらない。
まずはこの事実に気づかなければ、今後も無駄な努力を続けることになる。次回以降は、何が原因でこのようなことが起きるのかについて、さらに詳しく話を進めていきたい。